ShinBiter

雑記日記

電子書籍

 私はあまり本を読む人間ではない。子供のころは田舎暮らしゆえに行動範囲も少なくそれ以外の娯楽を与えられることも少なかったのでよく本を読んでいたが、年が経って友達が増え、お年玉などの臨時収入の金額が増えるにつれて自分でゲームを購入する余裕もでき、ゲーム漬けになってからはほとんど自発的に読書をすることはなかった。

 時々本屋に赴いて本を物色することもあったが、大学生になって引っ越しすることなどを考えて自分の荷物なるべく少なくしておこうと思っていたので(実家にもいろいろ都合があったので置いていく私物は少ない方がいいと勝手に気遣っていた)、かさばる本は積極的に購入しがたいと考えていた。暇つぶしにしたって今時スマートフォンをポチポチすれば済むことなので、わざわざ本を持ち歩こうとは思えなかった。

 

 先日AmazonKindle paperwhiteを購入した。せっかくのクソ暇な夏休みなのだから本でも読もうか、というのが主な動機である。ちょうど安売りがあった(プレミアムフライデーのセールらしい)のも都合がよかったので、少し高いマンガモデルというのを選択した。

 電子書籍には前々から興味があった。Google Play ブックスやAmazonKindleなどを手持ちの端末で試しに利用していたこともあった。しかし、いつも横書きで人のつぶやきを観測している端末で縦書きの文学を読むのはなんとなく違和感があったし、携帯電話では画面が小さくて読みづらいしタブレット端末での長時間読書は重くて疲れる。やはり電子ペーパーの専用端末だと違うのだろうか、と思っていた。

 結論から言うと、Kindle paperwhiteでの読書体験は心地よい。端末は軽量で疲れないし、高解像度の電子ペーパーは見やすさ抜群である。屋外でも問題なく使えるのも一般的なバックライト端末との大きな違いだ。フロントライトは紙の本を上回る重要な利点で、明るい部屋でもつけておくと非常に見やすい。部屋の明かりが本に当たるように姿勢を固定する必要はなく、好きな体勢でゴロゴロしながら読書を楽しめる。

 端末サイズは文庫本より一回り大きいが薄いので非常にコンパクトに感じる。画面の縁は太く持ちやすさに配慮しているものだと思われるが、薄くて微妙な大きさの端末は片手で持つと重心の関係かなんとなく居心地が悪い気がして、両手で持って操作している。この点はKindle Oasisのデザインが優れていると思う。(かなり高いので気軽には手を出せないが…)

 電子ペーパー特有の問題として画面の焼け付きとそのリフレッシュの暗転があるが、普通に読書しているときには低い頻度で定期的にリフレッシュが入った。ページのほとんどを文字が占めるページではすぐに暗転することもあったが、それが読書を妨げることはなかった。

 漫画には特段興味がなかったが、せっかく"マンガモデル"なので、漫画の試し読みもしてみた。漫画は2~5ページに一回暗転が入るが、ページ送りは快適でやはり読書の邪魔にはならなかった。いろいろ試し読みしているうちに以前アニメで見たシドニアの騎士が気に入ってしまい、衝動的に全巻まとめ買いしてしまった。紙の本では収納に困ってなかなか踏み切れない大量購入も、電子書籍なら小さな端末に全部入ってしまうのだから便利でしょうがない。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0188DJTT8/ref=series_rw_dp_sw

 不満な所は、読書以外のKindleの機能面。特にインターネット関係がひどい。ストアを呼び出しても何も表示されず(メニューを開くこともできない、ホーム画面に戻ることしかできない)、再起動することが多い。全体的にレスポンスは早いけど、電子ペーパーによる反応は鈍くしっかりタッチできたのかわからないことが多い。仕方ないことではあるが。

 以前、学校のデジタル化か何かの関係で楽天Koboを授業で利用したことがあるが、アレとは天と地ほどのクオリティの差があると思った(現在発売されているKoboとは違うのだろうけど)。どちらも廉価な端末でお世辞にも所有欲を満たす高級感があるとは言えないが、Koboは直球で安っぽいと言ってしまいたくなる筐体であったのに比べ、Kindleはそれなりに堅牢さを感じる本体だと思った。

 今は「アルジャーノンに花束を」を読んでいる。一度にたくさん買って並行して読むのは苦手なので一冊読了ごとに別の本を購入しながらいろんな本を読んでみようと思う。

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